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改めて金融商品の基礎をおさらい。個人年金保険や投資信託などを簡単に解説
色々なニュースを見ていて、ついつい気になるのが「金融」です。
とはいえ、恐怖感や危ないといったイメージ、騙されてる?儲けられる?など色々なイメージが渦巻くのがこの金融というものの特徴ではないでしょうか。
ここでは、改めておさらい的な意味あいも含め、一般的な個人投資家向けの金融商品をご紹介してみたいと思います。
まずは、リスクレベルの低いものから順に見ていきましょう。
レベル0:預貯金
日本では金融庁が定める預金保険制度により、個人が金融機関に預ける金額の全額または一部が保護されるようになっています。
利息がつかない「当座預金」や「決済用の普通預金」は全額、利息がつく「定期預金」や「普通預金」は預金者1人あたり1,000万円までが保護されます。
現在、国内最大手の都銀が公表している普通預金の利息金利は0.02%、300万円以上の10年定期だと0.12%です。
レベル1:国内債券
債券とは、国や地方公共団体や一般企業が投資家の皆さんからお金を借り、一定期間利子をつけて満期になると返済する借金証書のようなものです。
債券は新規発行債と既存発行債があります。新発債を買う場合で満期まで持とうとする場合は、発行体の信用度(格付け)と金利をチェックしてください。
国が発行する日本国債は安心度は高いですが、その分金利は低く10年債で0.277%(2015年12月25日現在)です。
一方、既発債の場合は、債券自体の値動きがありますので、金利だけでなく債券価格もチェックしてから買いましょう。
金利が高いと思って飛びつくと、債券価格が高騰しており償還(満期)時に利益がほとんどなかった!ということがよくあります。
レベル2:個人年金保険
運用を目的とした保険商品です。
中身は株や債券や投信で、保険会社が運用してくれます。
「まとまった資金が手元にあるけれど10年くらいは使う予定がない」という場合や、「数年後に退職予定だが、公的年金の受け取りまでの期間の収入を確保したい」という場合などに利用されます。
一定期間後に年金として受け取れるタイプや、運用益が出た場合にまとめて受け取れるタイプのものなど様々な種類があります。
保険会社の信用度をチェックしたい時は、支払能力を示す「ソルベンシーマージン比率」を見ましょう。
一般的に200%を超えていれば問題ないとされています。
レベル3:投資信託(ミューチャルファンド)
投資信託は、複数の投資家から集めたお金を、金融機関のファンドマネージャーが運用代行するものです。
投資家は手数料を支払うことで面倒なマーケット調査や運用を専門家にお任せできます。
日本市場で買える投資信託は4000〜5000種類ほどあります。
投資信託を買う時にチェックする点は、
ファンドのコンセプトと実績です。
例えば、ETF(指数連動型ファンド)であれば、日経平均やTOPIXなどの指標にどれだけ追随できているか、を確認します。
”おもしろファンド”と呼ばれる石油ファンドや自然環境エコファンドなど、将来性が見込める企業の株に投資するファンドもありますが、実績がないものは購入するのは控えた方が安全でしょう。
レベル4:外国債券
海外の国や地方公共団体や一般企業が発行する債券です。
投資家は主に利子収入と為替差益を得ることを目的として購入します。
国内債と同様に発行体の格付けをチェックすることはもちろんですが、外貨を購入するタイミングもポイントになります。
もし円安の時期に購入して、債券が満期になる時に円高になってしまっていたら、外貨のままMMFなどで保持しておくこともできます。
一般的な諸外国の外債の金利は、米ドル建て債で約1〜3%、オーストラリアドル建て債で約2.5〜4%(2015年12月現在)です。
レベル5:株式
取引所に上場している企業の公開株式は、企業が事業活動に必要な資金を市場(投資家)から集めるために発行されます。
株式は債券とは異なり、借金ではないため企業側が返済する義務はありません。
投資家はその企業に投資することで、株主としての権利(配当を受け取ったり、株主総会に参加して間接的に経営に関与できる)を得ることができ、さらに会社の価値が上がり株式が値上がりしたら売却して利益を得る事ができます。
株式投資は、長期投資か短期投資かによって参照する指標が変わってきます。
長期投資を考えるなら、配当利回り・財務状況のチェックが基本ですし、短期投資ならチャートなどのテクニカル指標を読んでタイミングを計ることも大切です。
国の制度によって保護されたの一部の預貯金以外は、基本的に元本保証の金融商品はありません。
投資をおこなう場合は、投資対象のリスクと、ご自身の投資目的をしっかりと見極め、余剰資金でおこなうことをおすすめします。
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