子宮筋腫の手術情報&子宮筋腫の原因/治療/症状/手術病院情報

Written by
真希
カテゴリ
美容・ビューティー

今の時代、女性特有の病気には色々気をつけなければならない時代と言っても過言ではありません。
その代表格が、乳がんですが、これは気をつけているという方も多いはず。ですが、実は子宮関連について、あまり気にしていないという方は実は多かったりします。

今回はこの女性の病気でもある子宮筋腫についての情報をまとめてみました。
子宮筋腫の原因やそれらによって起こる症状などを解説しつつ、さらには治療法と病院などでの手術をする際のポイントと注意点をまとめています。

子宮筋腫の原因とは?なぜ起こるのか

子宮筋腫とは、子宮内に出来てしまう良性の腫瘍の事を言い、多くの成人女性がこの子宮筋腫にかかってしまうと言われています。

とはいえ、良性の腫瘍になりますので、他の臓器に転移したりするといった事はありませんので、とりわけ心配をするものでもないとも言われています。

そんな子宮筋腫が出来てしまう場所としては、子宮の内部や外部の様々な場所に発生をし、大きさや数というのも、それこそ人によって様々で異なります。

子宮筋腫というのは、実際には婦人科の腫瘍の中で、最も頻度の高いとされている病気になります。
子宮筋腫が発症する最も多い年代は40歳代になり、その次に多いのが30歳代、50歳代と言われています。

しかしながら、最近においては、初経年齢が早くなってきていることもあり、20歳前半の女性であっても、子宮筋腫の発症が見つかっているケースもあります。

子宮筋腫は、生理がまだ始まっていない女性に対して発生することがほとんど無いことや、逆に生理がなくなってしまう年齢になれば、筋腫が小さくなるといった事などから、子宮筋腫には卵巣ホルモンが深く関係していると考えられています。

ただ、現段階でのはっきりとした子宮筋腫の原因というのは、実際にはまだ未解明のままとされています。

子宮筋腫の症状について

子宮筋腫の原因を簡単に説明してきましたが、実際に子宮筋腫にかかった際の主な症状としては以下のような症状が出ます。

  • 生理における出血量が増える。
  • 月経痛や不正出血などがある。

子宮筋腫の症状の中でも最も気が付きやすいものとしては、上記の月経時の出血量が今までと比べて多いと感じる事です。
これは、筋腫ができることで子宮が大きくなりますので、月経の時に剥がれる子宮内膜の体積が増えるからといった理由になります。

人によっては、大きな血の塊が出てくるといった場合もあったりするそうです。

また、月経周期とはそれほど関係なく、黄色っぽい帯下(おりもの)が見られたりする事もあります。
子宮筋腫の大きさは人によってバラバラになり、小指の大きさのものもあれば、10cmを超える大きさのものまで様々です。

また、子宮筋腫というのは、徐々に大きくなる場合というのもありますし、どれだけ時間が経っても変わらないといった場合もあります。

では、子宮筋腫が大きくなるとどうなるのかと言うと、頻尿や便秘がちになってしまったり、出血が増えてしまう事による貧血といった事が考えられます。

子宮筋腫の症状はわかりやすい症状もありますので、今までとはなんだか異なり、気になる症状が発症した場合は、すぐに病院で診てもらうようにするのが安全です。

子宮筋腫の診察でしたら、産婦人科や総合病院の婦人科などで診てもらう事ができます。

独身の女性で、産婦人科にはなんとなく行きにくい…と思う女性も多くいらっしゃるかもしれませんが、そういう方であれば、女性の医師がいる産婦人科などを今ではネットで調べたり色々な口コミを調べてから受診するようにしましょう。

子宮筋腫の治療と手術

では、そんな子宮筋腫における治療の方法についてをみていきましょう。

そもそも、産婦人科などで子宮筋腫の診察をしてもらう場合、内診や超音波などで子宮筋腫の有無を調べ、そこで子宮筋腫が見つかった場合には位置や大きさなどを調べます。

子宮筋腫があったとしても、それほど大きいものではなく、日常生活に支障がないと判断できる場合は、様子をみつつ経過観察という扱いになることもしばしばあります。

その際に痛みがあるという人においては、鎮痛剤を打つことで対処をしたり、貧血があるという人には増血剤(鉄剤)などが使われます。

子宮筋腫そのものに対しては、筋腫そのものを小さくしたり、そこから発症している症状を軽くするために、女性ホルモンの分泌を抑えてホルモン剤を投与したりします。

ただ人工的に閉経状態にすることになりますので、更年期症状が出たりするといった副作用が発生する場合もありますので注意が必要です。

また、筋腫が大きかった場合や、月経痛がひどい場合、月経過多で強い貧血を起こしたり不妊、流産、早産といった原因になっているとも考えられる場合などでは、手術という選択肢も治療法の1つになってきます。

単に手術と言いましたが、実際には子宮を全部摘出する手術方法と、筋腫の箇所だけをとる手術の方法と2種類の手術があります。

子宮全摘出手術というのは、その名の通り子宮全てを摘出する手術になります。
子宮全部を取りますので、症状というのは完全に消えます。出産を終えた人などであれば、こちらの手術の対象となります。

筋腫の場所だけをとる手術を筋腫核出術と言い、まだ子宮を残しておきたい人、これから妊娠を希望する人などが対象になります。

ただ、筋腫核出術は全摘出術と比べてみても、まだまだ技術的に難しい面もあり、再発の可能性というのも残ります。

上記の手術においても、開腹して行う手術と、腟から行う手術というのがあり、手術をされる人の状態や筋腫の大きさなどによって、2種類のうちのどちらの方法で手術を行うかが決めていきます。

手術をする方は、手術後に後悔をしたりする事がないように、きっちりと手術前にどのようにするのかなどを医師としっかりと話し合ってから決断するようにしましょう。
また、少しでも気になる事があれば、医師に相談したり質問したりすると明確な答えが返ってきますので安心できるかと思います。

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